「アイディアのつくり方」を借りて読んだので自分用のまとめておきます。

マーケッターな方々には有名な本らしいですが、初めて読みました。確かに目からうろこです。

考察のきっかけ

<<アイディアをあなたはどうして手に入れるのか>>
→公式なり技術が開発できないだろうか

パレートの学説

スペキュラトゥール or ランチエ

  • スペキュラトゥール:新しい組み合わせの可能性につねに夢中になっている
  • ランチエ:逆に、型にはまった、着実にものごとをやる、想像力に乏しい、保守的な人

広告代理店に関わらず多くの職業で新しいアイディアを生み出すことを生業とする人はたくさんいるとのこと

心を訓練すること

どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことは

  • 第一に原理
  • 第二に方法

既存の要素を組み合わせること

アイディア作成の基礎となる一般原理

  1. アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ
  2. 事物の関連性を見つけ出す才能に依存する

事実と事実をの間の関連を探ろうとする心の修正がアイディア作成には最も大切

アイディアの作成のために心を使う技術

アイディアの作成に当たって私たちの心は例えばフォードの車が製造される方法と全く同じ一定の明確な方法に従う

[第一の段階]資料を収集すること
  • 特殊資料:広告では、製品と、それを売りたいと想定する人々についての資料→すべての製品とある種の消費者の間に、アイディアを生むかも知れない関係の特殊性が見つかるまで掘り下げる
  • 一般資料:人生とこの世の種々様々な出来事についての一般知識

万華鏡のガラス片
資料の集め方

  • 3インチx5インチのカードに、集めてきた特殊な知識を項目ごとに記入する→セクション別にカードを分類→最終的に整理分類されたファイルボックスとなる
  • 一般資料はスクラップブックやファイルにまとめる
[第二の段階]まずパズルを組み合わせる努力を実際にやり遂げる

あまり事実をあまりまともに直視したり、字義通りに解釈しない方がいっそう早くその意味を掲示することがままある
この過程で二つのことが起こる

  1. 仮の、部分的なアイディアが訪れる→これもカードに書き留める
  2. パズルを組み合わせるのに疲れて嫌気がさしてくる
[第三の段階]問題を全く放置する

問題を意識の外に移し、眠っている間にそれが勝手にはたらくのにまかせておく

[第四の段階]アイデアが訪れる

それは、髭を剃っているとき、風呂に入っているとき、朝まだ眼がすっかりさめきっていないときに訪れる

[第五の段階]アイデアを現実の世界に連れ出す

訪れたアイデアを、実際に力を発揮しなければならない場である現実の過酷な条件とかせちがらさといったものに適応させるために、忍耐強く種々たくさんな手をそれに加えなければならない

まとめ

  1. 資料集め-諸君の当面の課題のための資料と一般知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
  2. 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
  3. 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
  4. イデアの実際上の誕生。<ユーレカ! 分かった! みつけた!>という段階!そして
  5. 現実の有効性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。

一般資料の貯えに関して著者が強調したいこと

ひとつの一般的な知識から商売をはじめるためのアイデアが生まれてきたのみならず、個々の広告のための特殊なアイデアのすべてまでが同じこのソースから生まれてきたという点

もう一つは、「言葉はそれ自身がアイデアである」ということ

雑感

プログラマをずっとやっていくなかで、確かに設計に生きづまったときに、帰り道とか風呂に入っているときとかによく道が開けることがよくあった。ある意味これらも同じことなのだろうか。
製品やサービスを企画にも携わるようになって結構たつけど、意識的にこれを実践しないとならないなあと思って後の自分のためにメモりました。

読書メモってライセンス的にグレーだよなあ、どこまでなら公に許されるものなのだろうか。